臨床心理士
精神分析療法行われている心理療法

精神分析療法

過去に遡る精神分析療法〜トラウマの原因を探す

臨床心理士

精神分析療法とは自分の過去を遡った先には一体何があるのでしょう?
クライアント自身の深層心理にあるものを理解してもらい、深層心理に潜む問題を知る治療法です。

無意識化に潜む問題を知る術とは

深層心理に存在する原因を探る方法精神分析療法は古典的精神分析とも呼ばれ、精神療法や心理療法、カウンセリングなどに強く影響している理論です。

精神分析療法は二十世紀の初めにジークムント・フロイトという神経学者により提唱されました。
フロイトが唱えた精神分析の理論は、人間の思考や行動等は無意識によって決められているという考えが基本であり、人間の心理下にある無意識を意識化することで直面している問題や悩みを解決しようとする治療法のことを精神分析療法と言います。
フロイトは、“一度は意識されていたものが、認識が弱まり再度忘れられたもの”、“自身にとって耐え難い記憶や経験等のために深層心理下に抑圧されたもの”、“意識として認識するほどの心理内容ではないけれど、感覚的な跡形として残ったもの”などが無意識であると唱えました。

また、フロイトの理論には重点を置く原則があり、“幼児期にあったこと、体験したことを大切にすること”、“人間の思考や行動は無意識が強く影響しており、無意識化で決められていること”、“治療にはクライアントが見せる自我の防衛機能である「抵抗」や「転移」の操作が大事であること”の3点がフロイトの三原則であり、精神分析療法なのです。
治療の場において精神分析療法を使用しなくても、臨床心理においてフロイトの精神分析の理論は重要な位置づけを示し、また心理学における精神分析の理論ではメジャーと言えるでしょう。

フロイトの提唱する精神分析理論では、多くの心理的問題や悩みはクライアントの過去や幼少期に形成された原因などを遡り解明することが出来ると言われており、この治療法を用いて解決されます。
遡った先の原因には親子関係などが影響していて、そのトラウマが心理的な問題として精神疾患を引き起こしている原因です。
精神分析療法では、心因的・精神的なものからくる病気に対し、クライアントの心の中に浮かび上がる連想からカウンセラーは推測し、深層心理に潜む問題の原因発見を目的とします。

カウンセリングには自由連想法と呼ばれる技法を用い、クライアントは思い浮かんだことを自由に話していきます。
カウンセラーはクライアントの発言から過去に遡っていくことで無意識下にある問題の原因(トラウマ)を発見することを目標とします。
このように精神分析療法はクライアントの過去に遡ることができ、原因を見つけ出すことによってトラウマに対する対策や処置を講じることができ、先の治療に役立てることができます。

年齢制限がない精神分析療法は、心理的・精神的な病気や問題に対して効果があるとされ、クライアントの深層心理に潜んでいるトラウマが原因し、疾病を引き起こしたとされるPTSD(心的外傷後ストレス障害)、社会恐怖症、強迫性障害などの神経症治療に効果があるそうです。

【臨床心理士ガイダンス】コンテンツ分類
  • 【臨床心理士の概容】仕事の内容や働く場所、必要な資格や求人・募集状況と給料・年収とは
  • 【資格取得・受験資格】臨床心理士に必要な資格を習得する為の試験とは?
  • 【行われている心理療法】様々な療法があるから適切な治療ができる
  • 【臨床心理士と関連のある資格】心の病気、精神不安などを解消するための資格
【臨床心理士ガイダンス】コンテンツメニュー
  • 臨床心理士になるには? - 受験資格/試験内容は?
  • 収入・年収 - 臨床心理士の給料はどれくらい?
注目記事(臨床心理士ガイダンス)ランキング